あらすじ
第1次世界大戦の最中。
2人の兵士は前衛にいる部隊へ伝令を届ける指令を受ける。
明け方までに届けなければ1600もの命が犠牲となってしまう。
2人の兵士はありとあらゆる戦地を駆け抜ける。
いつでも命を落としてしまうような戦況。
するとある敵兵パイロットが目の前で墜落。
助けようとするが、1人がナイフで刺されてしまう。
唐突に失われてしまった戦友。
それでも前へ前へと進み続ける。
敵兵に撃たれ、敵兵を殺し、川に流され、限界をも超えて走り続ける。
遂にたどり着いた前衛地。
伝令を届けるべく再び走り始め、遂に届けることを達成した。
失った戦友を想い、疲弊した顔で家族写真を見ながら座り込む兵士であった。
【これら全てが「ワンカット」である。】
感想・レビュー
これぞ究極の映画体験。没入感が凄まじい。
本当に全編ワンカットです。(所々カットは紛れてますが)
それ故に本当にその場にいるような錯覚。自分が第3の兵士であるかのように思ってしまいます。
始まりから終わりまでの一貫した道のり。
カットが無いのは本当にいつもの映画と違う感覚に陥ります。
しかも戦友を失った場面。
その後にすぐ続きますが、いかに戦友を失ったのがいかに「最近」なのかが強調されます。
その辛さ。
それでも進み続けなければいけない状況。
戦争というものを身近に感じられる映像。
最後のシーンが本当に泣けます。
弟を失った兄との握手。
両者とも本当に辛すぎる。
体力、精神全てが疲弊しても止まることができない苦しみ。
今からでも泣き叫びたいような辛さ。
この映画だとそういう部分が本当に伝わります。
↑このメイキング動画を是非見てください!!!
いかに苦労の積み重ねの上にできているかがわかります。
評価
2020年最高傑作。
本当に映画って凄いと思えるような作品でした。
緊張感&没入感どちらもMAXで感じられるような映画です!