注意!この記事には多少のネタバレが含まれているかもしれません。
あらすじ
前向性健忘症である主人公レナード。(少し時間が経つと記憶を忘れてしまう症状)
彼はある男を殺そうとしていた。
その理由としては写真に記載されていた「奴を殺せ」という文字。
なぜ彼を殺さなければならないのか確証は得られないが、レナードは引き金を引いた。
彼が妻を殺した犯人のはずだから。
そして、物語は時間を遡っていく。
感想・レビュー
伝え方がうますぎる!!!
遡る映画。それがメメント。
2001年公開の作品ですが、今観ても残りますねー。
時系列的に最終シーンから映画は始まるのですが、
そこから少しづつ遡りながら全貌が明らかになってきます。
その少しづつというのがレナードの記憶の断片ごとにさかのぼるという事。
これがまさに素晴らしい演出だと私は思っています!
冒頭から何が起きているか全くわからないシーン。
これはレナード&視聴者の両者にとっても理解できない状況がシンクロしています。
断片的にさかのぼることでレナード自身も記憶が無いため、いきなりその状況に置かれているわけで、
視聴者と状況理解、驚き、疑心などが全て同じ気持ちになっています。
この映画の進み具合には脱帽しちゃいました。笑
しかし、視聴者は未来がわかっているので、終盤の種明かしには驚愕しますね、、、
記憶は不安定だが、無いと全く話が繋がらない。いかに記憶が人を生かしているかを少し感じました。
個人的評価
もっと早くみるべきだったメメント。
ノーラン監督の映画って何度も観たくなるような作品が多いですね。笑(それが狙いなのかもしれないが)
観れば観るほど先の展開が気になってくるような、ハラハラする映画でした。
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