【未来の自分】映画『LOOPER ルーパー』あらすじ・感想・評価【映画レビュー】

3.8
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Copyright 2011, Looper, LLC

 

注意!この記事には多少のネタバレが含まれているかもしれません。

 

あらすじ

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舞台は近未来。

この舞台から30年後、タイムマシンが開発され、犯罪組織によって標的の暗殺に使われていた。

何故なら、未来では人が全てデータ管理されており、すぐにバレてしまうため、標的を過去へ送りだすことで足跡が残らないからだ。

 

過去での暗殺を担当する仕事が今回の主人公(ジョー)。

彼は黙々と仕事をこなすが、いずれ未来の自分が送られ、自分自身を殺すことになる「ループ閉じ」を自分自身で体験をする瞬間に物語が動き出す。

 

未来の自分を殺さねば、暗殺に失敗したとして自分自身が殺されてしまう。

30年後の自分を殺すため、ジョーは動き、また30年後の自分もある目的を果たすために動いているのであった、、、

 

感想・レビュー

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いやー素晴らしい!!!

私が好きなものてんこ盛りに入っていた印象でしたね。笑

近未来グッズ、タイムトラベル、過去と未来への影響、、、etc.

色々と詰め込んでくれたなっ!という感じの映画でした。(ストーリーも結構好きですよ!)

 

時空を超えた仕事

 

まずは、タイムトラベルを利用した暗殺。

最終的には自分が送られ、自分の手で殺すことになるというシステム。

これまでタイムトラベル作品は数々ありますが、このような利用方法は斬新な気がしました!

 

決められた時間に出現する標的を殺し、報酬を得る。

なんだか裏組織のカッコ良さ&オシャレさが溢れており、個人的には大好きな設定となっております。笑

 

近未来デザイン

 

本作に登場する「ラッパ銃」や「浮く乗り物」。

ちょっと先の近未来感あふれるあのデザイン、なかなか好きなんですよねぇー。笑

ジョーの構え方や撃ち方も超オシャレ。(闇組織は撃ちスタイルにもこだわっているのだろうか?笑)

 

ジョーの家も少々の近未来チックな施しがされていて、なかなかデザインが凝られた映画となってます。

(銀もストックしている地下倉庫など)

 

時系列が複雑で良い

 

「ルーパー」には、パラレルのようなパラレルではないような複雑さがあります。

 

ジョーが30年後のジョーと対峙する場面から始まりますが、

実は30年後のジョーは30年前に自分自身を殺し、余生を楽しんでいたジョーなのです。

(自分自身を殺すと、膨大な金が送られ、余生を楽しめるようになっています。)

しかし、現在の若いジョーは自分自身を殺し損ねているので、30年後のジョーとは全く異なるジョーになるのです。

 

物語の中盤では、若いジョーが30年後のジョーと出会うためにとった行動が、

待ち合わせ場所を自分自身の腕に切って書くことだったのです。

この「過去の出来事」が30年後ジョーの腕にトレースされ、刻まれた腕の文字浮かび上がるという、

「過去の上書き」というものも盛り込まれています。

 

過去と未来のジョーが繋がっているような繋がっていないような。

この複雑な時間関係がこの作品の面白さと言えます。

(色々と因果関係のあるタイム系作品が大好物なのです!)

 

個人的評価

3.8

 

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未来の自分と時には共闘、時には敵対。

この絶妙な関係性がタイムトラベルの面白さと言えるでしょう。

 

ラストの選択がこの作品を綺麗に締めているので、タイムトラベル系映画が好きな方は必見です!

 

近未来デザインのオシャレさとタイムトラベル関係性が個人的な好みにヒットした映画でした!

 

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